映画に感謝を捧ぐ! 「最後の対決」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョージ・アーチェインバウド監督の「最後の対決」に  感謝を捧げようと思います。  新聞記者を目指しながらも保安官となった男  「バッド・マスターソン」の運命を描いた本作は  活劇性と葛藤が交錯する西部劇であります。  銃を捨て、言論の世界に生きることを求めながら  町の秩序を守るための闘いに身を投じた男の生き様を  西部劇アクション、愛憎系ロマンス、陰謀サスペンス  人情劇+教訓劇要素を交えながら描いていく  ストーリー&演出は  私に「宗教と社会、活劇性と物語&社会性のせめぎ合い」を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (勧善懲悪の爽快感よりも「寛容」の大切さを説くことに重きを置いた  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「生真面目系武勇伝」の一翼を担う西部劇であると言えるでしょう。  戦闘力と文章力を兼ね備えたヒーロー作りと  暇つぶし規模のスケール感&スピード感と社会派風味の共存に挑んだ本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。