映画に感謝を捧ぐ! 「シャークネード・ザ・フォース・アウェイクンズ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアンソニー・C・フェランテ監督の
「シャークネード・ザ・フォース・アウェイクンズ」に
感謝を捧げようと思います。
2013年の映画「シャークネード」をもとにして作られた
人気シリーズの4作目となる本作は
「アサイラム・サメ路線」の限界を
圧倒的な力で突破した大いなる珍作であります。
「シャークネード」シリーズの伝統芸
アサイラムの便乗魂、ユーモア溢れる軽量級CG
災害要因へのこだわりによって
サメ映画の枠を越え「竜巻ショー」へと変異した
ストーリー&演出は
私に「スター・ウォーズ」シリーズの存在力
嵐の如く吹き荒れる「悪ノリ的アイデア」がもたらす快感
「シリーズ化」による突然変異現象の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(モンスター級の耐久力を誇る主人公チームと
コメディ的アイデア、米ドラマ的クリフハンガーの融合によって
笑いと感動を誘う幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに、サメ映画シリーズでありながら
「SF系アトラクション型災害+サメ映画」の領域に
到達した作品であると言えるでしょう。
地域性を生かした竜巻の七変化、「チェンソー」へのこだわり
娯楽映画史に輝く強豪たちを徹底的に利用する貪欲さによって
「ワン・アイデア映画」からの脱却を果たした本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。