映画に感謝を捧ぐ! 「REC/レック3 ジェネシス」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はパコ・プラザ監督の「REC/レック3 ジェネシス」に  感謝を捧げようと思います。  2007年の映画「REC/レック」をもとにして作られた    人気シリーズの3作目となる本作は  「旅立ち」の香りに溢れた作品であります。  前2作の流れを踏襲しつつ  「REC/レック」シリーズの持ち味である  空間限定&記録映像的描写と訣別し、悲壮感を振り払い  悪食的爽快感とアクション映画的活劇性へと進んでいくストーリー&演出は  私に映像&設定的拘束がもたらす「楽園」を後にして  「新たなる領域」へと向かう作品世界が放つ輝きと  「愛」を糧としてモンスターに立ち向かう男女の  血塗られた美しさを目の当たりにする機会をもたらしました。  (ハッピー・エンドからはほど遠いながらも  前2作に比べて「救い」のある幕切れとなっている点も  見逃せません。)  まさに「REC/レック」シリーズ闘争編と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。  前2作の裏側で繰り広げられた「死闘」を  バイオレンス、オカルト、ロマンスを混ぜ合わせながら描くことによって  「REC/レック」シリーズのスケール感&活劇性を増幅させた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。