映画に感謝を捧ぐ! 「拳銃(コルト)45」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はエドヴィン・L・マリン監督の「拳銃(コルト)45」に  感謝を捧げようと思います。
拳銃(コルト)45 [DVD]
ブロードウェイ
2014-02-05

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 奪われた新型拳銃を取り戻すために戦う武器商人  「ファレル」の運命を描いた本作は  西部劇史上屈指の「合理性」を感じさせる作品であります。  「段取りを簡略化し(見せ場)に力を入れる」  「先住民を(敵役)ではなく主人公の協力者とする」  「戦闘描写の残酷度を抑制する事によって  大量虐殺感を緩和する」手法を  ストーリー展開に支障をきたさないように行う  スタッフ陣のバランス感覚&サービス精神は  私に「暇つぶし」と割り切った娯楽作品の魅力と  状況説明&感動誘発の乱用を避け、物語の躍動感を保つ  「映画的ダイエット」の一端を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (「勝利は過程を正当化する最良の方法である」という  法則に基づくハッピー・エンドが    爽快感と皮肉の入り交じった感触を与えている点も  見逃せません。)  まさに「宝物奪還系西部劇」史上屈指の軽量感と  知略を感じさせる作品であると言えるでしょう。  勧善懲悪西部劇の法則に沿って進みつつ    「拳銃」に対する過信&自衛精神の暗部を写し出し    白人=善、先住民=悪という法則に抗うことを  可能にした本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。