映画に感謝を捧ぐ! 「ブレイクダンス」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョエル・シルバーグ監督の「ブレイクダンス」に  感謝を捧げようと思います。  ブレイクダンスに魅了された男女3人の運命を描いた本作は  1982年の映画「フラッシュダンス」の流れを汲みつつ  独自の魅力を引き出した青春映画であります。  各種ダンスを見せるための「裏方」に徹しつつ  青春映画の王道を的確に押さえたストーリーと    アクション&お色気を挿入しつつ  ストリート・ダンスの魅力をアピールすることを徹底追求した  演出が一体となる光景は  私に「見せるべきポイント」を的確に押さえた  映画の素晴らしさを再認識すると同時に  1980年代文化&ブレイクダンス道の一端に  触れる機会をもたらしました。  (映画と舞台の気質が混ざり合った幕切れ→エンドロールと  なっている点も見逃せません。)  まさに1980年代流青春映画の醍醐味を体現しながら  「ブレイクダンス講座」の一翼を担う  教材的作品であると言えるでしょう。  キャノン・フィルムズ的活劇性&お色気と  ブレイクダンスへのこだわりが  軽やかに炸裂する本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。