映画に感謝を捧ぐ! 「ゾンビハーレム」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェイク・ウエスト監督の「ゾンビハーレム」に
感謝を捧げようと思います。
山奥の町「ムードリー」を訪れた
男たちの運命を描いた本作は
独特のユーモアと感動に包まれた
異色のゾンビ映画であります。
「女性のみで形成されたゾンビ集団」という発想
女性心理に対する一考察、ゾンビ映画の王道
過度のウーマン・パワー&ファミリー主義によって抑圧された
男の野性&絆を復興したいという思いが結集したストーリー
アトラクション風味漂う戦闘&風景描写
庶民感覚満載のキャラクター造形が一体となる光景は
私に、ゾンビ映画文化とイギリス文化の融合
「闘い」によって心癒され、眠っていた力を呼び覚ました男たちの勇姿
「荒唐無稽な設定を映像力で補う」娯楽映画の醍醐味を
満喫する機会をもたらしました。
(ゾンビ映画史上希に見る「男児性」溢れる幕切れによって
他作品とは一味違う爽快感&感動を生み出している点も見逃せません。)
まさに「アトラクション系ゾンビ映画」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
1985年の映画「バタリアン」の魂
TVゲーム感覚、西部劇の男気が一堂に会する事によって
笑いと感動に溢れたゾンビ映画となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。