映画に感謝を捧ぐ! 「カリフォルニア・ブロウ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はショーン・ケイン監督の「カリフォルニア・ブロウ」に  感謝を捧げようと思います。  火山噴火によるL..A壊滅の危機に立ち向かう  人々の運命を描いた本作は  シリアスとユーモアが独特のバランスで共存する災害映画であります。  災害映画の王道とハリウッド映画に対する皮肉が  混ざり合ったストーリーと  TVゲーム風味漂うCG映像が軽やかに進行する光景は  私に「コメディ的な死に様」に対するこだわりと  「災害映画」に対する身体を張った突っ込みに満ち溢れた世界を  目の当たりにする機会をもたらしました。    (「ハッピー・エンド」よりも映画業界人の持つ貪欲さに  心打たれる幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「ブラック・ユーモア系災害映画」の    一翼を担う珍作であると言えるでしょう。  1997年の映画「ボルケーノ」の流れを汲む物語に  ハリウッドの舞台裏事情を融合させることによって    生を受けた本作と    生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。