映画に感謝を捧ぐ! 「砂丘の敵」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はヘンリー・ハサウェイ監督の「砂丘の敵」に  感謝を捧げようと思います。
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2009-04-28

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 イギリス軍ケニア駐屯部隊の長官「クロフォード」と  大商人「ジア」の運命を描いた本作は  娯楽的サービス精神と戦術性を兼ね備えた    戦争映画であります。  西部劇、スパイ活劇、スター主義、ロマンスを絶妙のバランスで配合し  イギリス礼賛の旗を掲げながら進行するストーリー&演出は  私に「映画的情報戦術&イギリス流支配戦術」  「第2次大戦期のアフリカ事情」・「大衆娯楽の醍醐味」を  娯楽的に学ぶ機会をもたらしました。  (清々しいまでに「直球的」なメッセージに彩られながらも  能天気なハッピー・エンドにしない幕切れとなっている点も  見逃せません。)  まさに「冒険活劇系戦争映画」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。  アフリカを舞台に繰り広げられる「白人の覇権争い」を  勧善懲悪的に描く大胆さと  軽やかに物語&アクションを進行させることによって  イギリス礼賛臭を緩和する巧妙さに圧倒される本作と本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。