映画に感謝を捧ぐ! 「デッド・クラッシュ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジェフ・バートン監督の「デッド・クラッシュ」に  感謝を捧げようと思います。
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2006-03-03

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 同窓会に招かれた男女6人の運命を描いた本作は  壮絶なまでに攻撃的なホラー映画であります。  「思わせぶり且つ幻惑的な怪奇描写」・「感情移入を阻むキャラクター造形」  「緩慢&難解の極みに挑むかのようなストーリー展開」が  鑑賞者の肉体&精神に襲いかかってくる光景は  私に「暇つぶし規模の時間」が大作規模に思えてしまう現象と  「理解困難な物語&映像」がもたらす恐怖を目の当たりにする機会をもたらしました。  (謎の解明を極限まで拒み「悲劇」のみを写し出す幕切れが  「人間は世界の真実をほとんど知らされず、  神の気まぐれに翻弄されながら生と死を迎える存在である。」という  メッセージを放っている点も見逃せません。)  まさに「精神&物理攻撃型ホラー」と呼びたくなる大怪作であると言えるでしょう。  娯楽映画の装飾を纏いながら  精神力&肉体力を鍛える場を提供するという  大胆不敵な試みに挑んだ本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。