映画に感謝を捧ぐ! 「黒馬物語 ブラック・ビューティー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はキャロライン・トンプソン監督の「黒馬物語 ブラック・ビューティー」に
感謝を捧げようと思います。
アンナ・シュウエルの同名小説をもとにして
1994年に作られた本作は
驚異的なバランス感覚に彩られた動物映画であります。
馬術的アクションと青春映画的ストーリー
人情味と社会風刺、娯楽性と文学性の均整を保ちながら
軽やか且つ生真面目に進行するストーリー&演出は
私に「イギリス文化」・「動物と人間の複雑な関係」
「適正なスケール感&スピード感を守り続ける映画の醍醐味」を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドでありながらも哀愁と渋味を感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「青春系動物映画」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
動物映画&史劇的技術力、馬&イギリスに対する知識
人間味、アニメーション的表現法が程よく調和した
類い希なる動物映画である本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。