映画に感謝を捧ぐ! 「ウォーター・パニック・In・L.A.」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はベン・レギー監督の「ウォーター・パニック In・L..A.」に
感謝を捧げようと思います。
ウィルス・テロによって水を汚染されたL.A.の
3日間を描いた本作は
複数の娯楽要素を融合させつつ
軽やかに進行する堅実作であります。
テロ対策と災害、社会派風味とサスペンス風味
アクション・シーンと人間模様が融合する事によって生を受けた
ストーリー&演出は
私に、破壊&殺戮に依存しないテロ対策映画
映像テクノロジーに依存しない災害映画
物語のスケール感を適性範囲に保つ技術力の放つ輝きが
一堂に会する光景を目の当たりにする機会をもたらしました。
(謎解きよりも人間関係&メッセージ性に重きを置いた
生真面目な幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「娯楽要素融合型テロ対策映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「クラッシュ(2004年版)」の流れを汲む
キャラクター造形&人間関係と
ウィルス系テロ対策映画+災害映画の王道
小規模映画的効率主義の共同戦線によって
アメリカ社会が抱える「病理」の一端を写し出す本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。