映画に感謝を捧ぐ! 「赤い山」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はウィリアム・ディターレ監督の「赤い山」に  感謝を捧げようと思います。
赤い山 [DVD]
ブロードウェイ
2016-05-03

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 殺人の容疑者として追われる元南軍兵士「レーン」と  彼を助けた南軍兵士「ブレッド」の運命を描いた本作は  軽快なる七変化を見せてくれる西部劇であります。  探偵小説的に幕を開け、道中西部劇に移行した後  戦争西部劇に向かうという離れ業を見せる  ストーリー&演出は  私に「南北戦争末期のアメリカ」を娯楽的に学びつつ  軽妙且つ先読み困難なストーリー展開を  満喫する機会をもたらしました。  (勢い任せに「勧善懲悪&平和的ハッピー・エンド」へと着地する  豪快さに溢れた作品であるという点も見逃せません。)  まさに「軽量級ジャンル融合型西部劇」の雄と  呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。  西部劇アクション、ロマンス、サスペンスを駆使して  「アメリカの過渡期」を写し出す本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。