映画に感謝を捧ぐ! 「赤い山」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はウィリアム・ディターレ監督の「赤い山」に
感謝を捧げようと思います。
殺人の容疑者として追われる元南軍兵士「レーン」と
彼を助けた南軍兵士「ブレッド」の運命を描いた本作は
軽快なる七変化を見せてくれる西部劇であります。
探偵小説的に幕を開け、道中西部劇に移行した後
戦争西部劇に向かうという離れ業を見せる
ストーリー&演出は
私に「南北戦争末期のアメリカ」を娯楽的に学びつつ
軽妙且つ先読み困難なストーリー展開を
満喫する機会をもたらしました。
(勢い任せに「勧善懲悪&平和的ハッピー・エンド」へと着地する
豪快さに溢れた作品であるという点も見逃せません。)
まさに「軽量級ジャンル融合型西部劇」の雄と
呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。
西部劇アクション、ロマンス、サスペンスを駆使して
「アメリカの過渡期」を写し出す本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。