映画に感謝を捧ぐ! 「奇跡の旅2 サンフランシスコの大冒険」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はデヴィッド・R・エリス監督の  「奇跡の旅2 サンフランシスコの大冒険」に  感謝を捧げようと思います。  1993年の映画「奇跡の旅」の後日談となる本作は  前作の精神を継承しつつ  新たなる目線を導入した挑戦作であります。  1965年の映画「三匹荒野を行く」を  喜劇的に加工することによって生を受けた前作に  環境の差を超えた友情&愛情、都会に潜む危険要素  チームバトル&頭脳戦の醍醐味を加えることによって  進化したストーリー&演出が  軽やかに進行する光景は  私に「日常の冒険性」・「精神的スケール感の拡大法」  「異文化交流の醍醐味」を娯楽的に表現する技法の  一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (躍動感、笑い、ロマンスがバランス良く配合された  ハッピー・エンドとなっている点も見逃せません。)  まさに「道中系動物喜劇」史上屈指のキャラクター性と  活劇的ユーモアを持った作品であると言えるでしょう。  前作のアニメ的技術力&家族向け映画力に  社会派風味&恋愛要素を挿入することによって生じる  科学反応を満喫させてくれた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。