映画に感謝を捧ぐ! 「荒野の無頼漢(1970年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はアンソニー・アスコット(ジュリアーノ・カルニメオ)監督の  「荒野の無頼漢(1970年版)」に感謝を捧げようと思います。
荒野の無頼漢 MWX-309 [DVD]
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2018-01-15

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 謎の男「ハレルヤ」と彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は  凶暴にして和やかなイタリア西部劇であります。  活劇的+喜劇的アイデア性に彩られた戦闘場面を  連続的に繰り出しつつ  緩やかに進行するストーリー&演出+音楽は  私に「暴力と笑いの近似性」・「欲望渦巻く人間たちの宴」  「凶悪にしてユーモラスな銃器」を満喫する機会をもたらしました。  (西部劇の王道に即しつつ、冷戦構造を軽やかに皮肉った  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「泥棒喜劇系イタリア西部劇」の雄と呼ぶにふさわしい  作品であると言えるでしょう。  イタリア西部劇ならではの濃厚な俳優&女優陣  お宝を巡る争いを描きつつ  時間の許す限り「闘い」を盛り込む作劇法  攻撃力とユーモアを兼ね備えた改造銃「ミシン・ガン」  野性的にして素朴な風景&音楽が冴え渡る本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。