映画に感謝を捧ぐ! 「パラダイス女子刑務所」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジャレッド・コーン監督・出演の  「パラダイス女子刑務所」に感謝を捧げようと思います。  傷害罪で逮捕され、矯正施設に送られた女性  「マロリー」の運命を描いた本作は  便乗商品映画の雄「アサイラム」による  第2の女囚映画であります。    ポルノ的性描写&サディズム、スポーツ映画的修業&対戦、  刑務所映画的人間模様が  アサイラム的軽量感を保ちながら融合していく光景は  私に「ポルノとスポーツ映画の秘めたる近似性」と  エロ、暴力、迅速なストーリー展開によって  物語上の問題点を緩和する技法の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (驚異的なスピード解決ぶりに圧倒される  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「アサイラム製刑務所映画」の路線化を  感じさせる作品であると言えるでしょう。    2013年の映画「ロサンゼルス女子刑務所」を有効活用し  格闘技映画風味を増すことによって生を受けた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。