映画に感謝を捧ぐ! 「私が愛したギャングスター」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はサディアス・オサリヴァン監督の    「私が愛したギャングスター」に感謝を捧げようと思います。  大泥棒「マイケル・リンチ」と仲間たちの運命を描いた本作は  技巧的にして和やかな泥棒映画であります。  犯罪映画&極道映画をからかうかのように進行するストーリー    活劇的でありながらもユーモラスな演出  渋味の利いた俳優&女優陣が一体となる光景は  私に「喜劇と頭脳戦、極道風味と庶民風味の融合」が  もたらす科学反応を目の当たりにする機会をもたらしました。  (壮絶なる暴力&陰謀に彩られながらも  心和む幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「ヨーロッパ流日常系犯罪喜劇」の雄と呼ぶにふさわしい  作品であると言えるでしょう。  泥棒集団と警察が織りなす  知的にして滑稽な追いかけっこに心癒される本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。