映画に感謝を捧ぐ! 「ウルフ・タウン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・レベル監督の「ウルフ・タウン」に
感謝を捧げようと思います。
西部開拓時代に「天国」と呼ばれた町を訪れた
男女4人の運命を描いた本作は
外見以上の戦術性を感じさせる軽量級作品であります。
「町」を舞台にした動物災害映画史上
最小級の人数
災害映画の定番と恋愛映画的ご都合主義を
巧みに組み合わせたストーリー
知力・機動力・サディズム&土着主義を兼ね備えた
狼軍団の勇姿が一体となる光景は
私に、各種ご都合主義を「設定の軽量化」によって補う手法
自然と人間が共存する事の難しさ
新天地開拓に潜むリスクを目の当たりにする機会をもたらしました。
(闘いの果てに生み出された「種族の壁を越えたコミュニケーション」が
災害映画的ハッピー・エンドの枠を越えた
感動をもたらす幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級動物災害映画」史上屈指の
善戦作であると言えるでしょう。
「主人公の目的」が暴力的に達成されていく姿と
閉ざされた世界に生きながら「人間社会」に精通する狼たちが
自然の雄大さ&人生の奥深さを示す本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。