映画に感謝を捧ぐ! 「ブレイクダンス2 ブーガルビートでT.K.O」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はサム・ファーステンバーグ監督の  「ブレイクダンス2 ブーガルビートでT.K.O」に感謝を捧げようと思います。  1984年の映画「ブレイクダンス」の後日談となる本作は  軽快にして戦術的な続編映画であります。  「音楽&ダンスのために物語を進行させる」  前作の精神を継承しつつ  スケール感&物語性を増幅し  新たなる活劇的アイデアを盛り込んでいくという試みは  私に「1980年代文化」・「アクションと人情味の共存」  「小規模映画会社の経営戦術」の一端を    目の当たりにする機会をもたらしました。    (勧善懲悪の図式にはめ込みつつ  敵役を「打倒」するのではなく  「和解」する方向で決着を付ける作品の一つであるという点も  見逃せません。)  まさに前作の遺産を有効活用しつつ  「MTV流人情劇」の領域に向かって突き進む  作品であると言えるでしょう。  キャノン・フィルムズ的知略&軽快さ  青春映画+音楽映画+ホームドラマの王道的作劇法  アクション映画&ミュージカル的映像技によって  前作以上の輝きを放つ本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。