映画に感謝を捧ぐ! 「2018」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はクリスチャン・セスマ監督の「2018」に
感謝を捧げようと思います。
伝説の宝物「ジュブツ」を巡る争いを描いた本作は
破壊的で和やかな災害映画であります。
「日本の歴史&文化」に対する西洋人的解釈
コミック・ムービー&刑事コンビ映画の王道
各種SF映画技法、軽量感溢れるCG映像が
一堂に会し、緩やかに進行する光景は
私に「のんびりした空気に包まれた世界の危機」と
西洋的思考と東洋文化が融合することによって生じる
科学反応を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アルバトロス的戦術性&合理主義の粋を結集した邦題と
能天気なハッピー・エンドとホラー的妖気が絡み合う
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに、軽量級映画文化&技術の粋を集めた
「童話風災害映画」であると言えるでしょう。
「アルマゲドン」・「マトリックス」等の流れを汲む映像
ジャパニメーション+アメリカン・コミック的ストーリー&キャラクター
国際色豊かなキャスティングと
状況設明台詞を多用することによって
アメリカ国内での小競り合いを
「世界の危機」に仕立て上げる手法に心和まされる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。