映画に感謝を捧ぐ! 「アポロ 宇宙への挑戦」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はバスティアン・ウィマー監督の「アポロ 宇宙への挑戦」に  感謝を捧げようと思います。
アポロ 宇宙への挑戦 CCP-891 [DVD]
株式会社コスミック出版
2012-02-12

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 NASAアメリカ航空宇宙局)による「アポロ計画」の  一部を記録した本作は  教材性と戦術性が絡み合うドキュメンタリー映像であります。  「アポロ計画」に関する映像&発言を  資料的に並べているように見せかけて  史劇風味、宗教&文学風味、コメディ風味の限りを尽くして  「アメリカ的ポジティブ精神」を高らかに掲げるという戦術は  私に「宇宙計画史」の一端を目の当たりにしつつ  「記録映像」の宿命と「アメリカ」の持つエネルギー&娯楽+宣伝技術に  思いをはせる機会をもたらしました。  (ドキュメンタリーでありながら  娯楽的ハッピー・エンドの香りを感じさせる  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「非殺傷系武勇伝」の一翼を担う  軽量級ドキュメンタリーであると言えるでしょう。  宇宙へのロマンとアメリカ礼賛精神が混ざり合いながら  効率主義&見せ場主義的に進行する事によって  後年の映画&TV番組に対する「道しるべ」の一つとなった本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。