映画に感謝を捧ぐ! 「永遠のブルース・リー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジム・マーゴヴィック監督の「永遠のブルース・リー」に
感謝を捧げようと思います。
活劇俳優ブルース・リーの出演作&関連映像を
もとにして作られた本作は
様々な要素がせめぎ合うドキュメンタリー映画であります。
「B・リーの初期出演作」を通じて
彼のサクセス・ストーリーを後世に知らしめようという愛情と
B・リーの秘録映像をビジネス的に活用しようという戦術が
複雑に絡み合いながら進行する光景は
私に、欲望と愛情が融合することによって生じる科学反応と
「1950年代のアジア映画事情」の一端に
接する機会をもたらしました。
(アクション映画史におけるB・リーの影響力と
アジア映画界の活劇的人間力を豪快に写し出す
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「B・リー&アジア映画入門」の一翼を担う
教材的作品であると言えるでしょう。
「アジア映画でありながら台詞が英語」
「初期B・リーの演技者ぶり」を通じて
香港史の一端、アジア映画界の大いなる苦闘
B・リーの秘めたる魅力を写し出す本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。