映画に感謝を捧ぐ！　「ガーゴイル・トゥルーパーズ」

ＳＦ 映画 戦争
　映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。 　今回はアイトン・ディヴィス監督の 　「ガーゴイル・トゥルーパーズ」に感謝を捧げようと思います。 　ナチス・ドイツの手によって復活したモンスターに立ち向かう 　連合軍兵士の運命を描いた本作は 　流動的にして和やかなモンスター映画であります。 　戦争映画とモンスター映画の間で揺れ動くストーリーと 　安物感満載のＣＧ映像が一体となって 　緩やかに進行する光景は 　私に「小規模映画会社気質とＴＶゲーム文化の融合」と 　「連合軍礼賛とファンタジー精神のせめぎ合い」を 　目の当たりにする機会をもたらしました。 　（戦争を忘却の彼方へと追い払い 　ロールプレイング・ゲーム的ハッピー・エンドへと着地する 　豪快な幕切れとなっている点も見逃せません。） 　まさに「戦争＆妖怪退治ごっこ映画」の一翼を担う 　 　大珍作であると言えるでしょう。 　連合軍、ドイツ軍、モンスターが繰り広げる三つ巴の戦いを 　出たとこ勝負的且つユーモラスに描くという 　大胆不敵な賭けに挑んだ本作と 　生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を！！！。