映画に感謝を捧ぐ! 「エルヴィス・オン・ツアー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はロバート・エイベル&ピエール・アディジ監督の  「エルヴィス・オン・ツアー」に感謝を捧げようと思います。
エルヴィス・オン・ツアー [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-08-11

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by エルヴィス・オン・ツアー [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル
 1972年に開催されたエルヴィス・プレスリーのコンサート・ツアーを記録した本作は  前作「エルヴィス・オン・ステージ」の技術&精神を継承しつつ  スケール感を拡大させたドキュメンタリー映画であります。  サスペンス映画的映像技、観光旅行的映像  E・プレスリー関連映画&音楽番組の有効活用によって  記録映像に物語性&娯楽性が加わっていく光景は  私に「娯楽映画における続編戦術を記録映像に用いる」  「一つの状況を多角的に見せる」  「見せたいポイントを的確に抑える」事の醍醐味を  満喫する機会をもたらしました。  (高揚感のある終幕から情緒重視のスタッフ・ロールに移行するという  戦術性を持った作品であるという点も見逃せません。)  まさに「道中系E・プレスリー入門」と呼ぶにふさわしい  作品であると言えるでしょう。  後年の米ドラマ「24」に通じる映像表現    音楽と映像を均整を保つバランス感覚  E・プレスリーと仲間達への愛  地域性の有効活用が一堂に会することによって  コンサート、旅、E・プレスリー+彼の関連作の魅力を  最大限に引き出すことに挑んだ本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。