映画に感謝を捧ぐ! 「ターミネーターズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はザヴィエ・S・ブスロウスキー監督の  「ターミネーターズ」に感謝を捧げようと思います。
ターミネーターズ LBXS-101 [DVD]
エー・アール・シー株式会社
2015-08-28

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 人型ロボット「TR5」の暴走に立ち向かう  人々の運命を描いた本作は  SF映画史上屈指の「合理性」を感じさせる珍作であります。  SF映画史に刻まれた強豪作の数々と  2000年代ゾンビ映画の特性を拝借し  組み合わせることによって生を受けたストーリー  TVゲーム風味溢れるCG映像が  メッセージ性やロマンスを抑制し、軽やかに進行する光景は  私に「ターミネーター」・「ブレードランナー」・「インデペンデンス・デイ」が  映画界に与えた影響と  既視感溢れる要素をつなぎ合わせて「個性」を生成することに挑みつつ  予算&人員を節約する手法の一端を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (肩すかし的決着と「元凶」の曖昧化によって  「小規模映画会社の経済事情」を体現する  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「倹約&リサイクル系テクノロジーSF」の一翼を担う  堅実作であると言えるでしょう。  暇つぶし感に満ちあふれた世界の中に  便乗商品映画の雄「アサイラム」の生き様と  SF映画&ゾンビ映画の歴史が刻まれた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。