映画に感謝を捧ぐ! 「アースブレイク」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はニール・ケンセラ監督の「アースブレイク」に
感謝を捧げようと思います。
山沿いのリゾート地で土砂災害に巻き込まれた
人々の運命を描いた本作は
心和む物語&映像に彩られた災害映画であります。
「ポセイドン・アドベンチャー」・「タワーリング・インフェルノ」
「アルマゲドン(1998年版)」の流れを汲むストーリーと
特撮感満載の映像が緩やかに進行する光景は
私に「死者&自己犠牲に依存しない災害映画」の味わいと
「模範解答&効率主義的なストーリー展開」の醍醐味を
満喫する機会をもたらしました。
(諸悪の根源を「法治的」に処理することによって
アクション映画的爽快感とホームドラマ的のどかさを
共存させることに挑んだ幕切れとなっている点も
見逃せません。)
まさに「穏健派災害映画」の一翼を担う
軽量作であると言えるでしょう。
CGに依存しない災害描写と
「死」による感動誘発に背を向ける作劇法に心癒される本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。