映画に感謝を捧ぐ! 「アースブレイク」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はニール・ケンセラ監督の「アースブレイク」に  感謝を捧げようと思います。
アースブレイク [DVD]
プライムウェーブ
2005-07-02

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 山沿いのリゾート地で土砂災害に巻き込まれた  人々の運命を描いた本作は  心和む物語&映像に彩られた災害映画であります。  「ポセイドン・アドベンチャー」・「タワーリング・インフェルノ」  「アルマゲドン(1998年版)」の流れを汲むストーリーと  特撮感満載の映像が緩やかに進行する光景は  私に「死者&自己犠牲に依存しない災害映画」の味わいと  「模範解答&効率主義的なストーリー展開」の醍醐味を  満喫する機会をもたらしました。  (諸悪の根源を「法治的」に処理することによって  アクション映画的爽快感とホームドラマ的のどかさを  共存させることに挑んだ幕切れとなっている点も  見逃せません。)  まさに「穏健派災害映画」の一翼を担う  軽量作であると言えるでしょう。  CGに依存しない災害描写と  「死」による感動誘発に背を向ける作劇法に心癒される本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。