映画に感謝を捧ぐ! 「ブルース&ロイドのボクらもゲット・スマート」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジル・ジュンガー監督の「ブルース&ロイドのボクらもゲット・スマート」に
感謝を捧げようと思います。
2008年の映画「ゲット・スマート」の流れを汲む本作は
笑いと郷愁に包まれたスパイ喜劇であります。
「ゲット・スマート」の脇役コンビを利用して
軽量級の番外編を生成するという発想
007シリーズと「メン・イン・ブラック」シリーズを組み合わせ
ユーモア性を補強する事によって生み出された装飾&アクション
M・オカ&N・トレンスの漫才的コンビネーションが一体となる光景は
私に「二本立て興行&量産型映画時代」の佇まいと
「バラエティ番組&スパイ系同人誌的ユーモア」を満喫する機会をもたらしました。
(「キャノンボール&アジア映画系」と見せかけて
変化球を仕掛けるエンドロールも見逃せません。)
まさに「併映作品系スパイ喜劇」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。
大作&話題作の片隅で静かに咲く「軽量級映画」の醍醐味と
映画における「脇役」の重要性を軽やかに体現した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。