映画に感謝を捧ぐ! 「スリーデイズボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエリック・イングランド監督の
「スリーデイズボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間」に
感謝を捧げようと思います。
謎の病気に襲われた女性「サマンサ」の3日間を描いた本作は
ホラー映画史上屈指の「サクセス・ストーリー性」を持った怪作であります。
ラブストーリー&難病映画的状況から
ゾンビ系ホラーの世界へと変異していく状況を
軽量級の残酷描写&性描写を駆使して写し出す
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に同性愛&愛憎渦巻く世界が「ホラー風味」に支配されていく恐怖と
「衝動的性行為」に対する警鐘をホラー的に表現する技法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(意外性の追求よりもホラー的商業戦術に重きを置いた邦題と
最終局面において「愛憎劇の終わりとゾンビ系ホラーの幕開け」を告げるという
大胆な手法を用いている点も見逃せません。)
まさに「背徳型ロマンス入りゾンビ系ホラー」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「ゾンビ映画の番外編」を
女性映画&時間限定サスペンス的に描くことに挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。