映画に感謝を捧ぐ! 「ターミネーター・ウォー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はアンドリュー・ベルヴェア監督の「ターミネーター・ウォー」に  感謝を捧げようと思います。
ターミネーター・ウォー LBX-626 [DVD]
エー・アール・シー株式会社
2015-06-29

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 2532年のアメリカで繰り広げられる  人類と機械の戦いを描いた本作は  テクノロジー系SF史上屈指の緩やかさを感じさせる珍作であります。  SF映画マニア気質、節約志向、状況設明台詞によるスケール感増幅を  徹底追求したストーリーと  TVゲーム&コミック感満載CG映像が  暴力的且つ緩慢に進行する光景は  私に「ほのぼのとした世界の危機」・「シリアスな笑い所」  「残酷描写の抽象化」・「CGの低価格化」の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (「エイリアン、ターミネータープレデター」の流れを汲む任務から  「ブレードランナー」の流れを汲むどんでん返しへと転じ  絶望感と笑いの交錯する「決着」へ着地するという  離れ技を披露している点も見逃せません。)  まさに「笑劇系SF映画」の最高位に向かって  静かに歩んでいく一作であると言えるでしょう。    SF映画史におけるJ・キャメロン監督の影響力  邦題戦術の妙、軽量級映画特有の現象「スタッフ兼キャスト」  リサイクル&省エネ的映画作りの醍醐味を体現する作品の一つである本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。