映画に感謝を捧ぐ! 「アンダー・ザ・プラネット」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はテリー・カニンガム監督の「アンダー・ザ・プラネット」に  感謝を捧げようと思います。  地殻変動による地球滅亡の危機に立ち向かう  科学者チームの運命を描いた本作は  SF映画界の内幕を体現する心和む災害系SFであります。  2003年の映画「ザ・コア」の流れを汲みつつ  軽量化することによって生を受けたストーリー&演出は  私に「大作のリサイクル」によって  暇つぶし映画文化を支える人々の勇姿と  「効率的&優等生的娯楽作品」の醍醐味を  堪能する機会をもたらしました。  (007シリーズと陰謀系サスペンスの「ハッピー・エンド」を合体させた  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「軽量級地底冒険活劇」の雄と呼ぶにふさわしい   作品であると言えるでしょう。  小規模映画業界ならではの「躍動感」を武器にして  映画界を覆う「大作至上主義」に抗う精神と  災害映画の歴史を体現する本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。