映画に感謝を捧ぐ! 「検屍官 沈黙する死体」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はヨルグ・ルドルフ監督の「検屍官 沈黙する死体」に  感謝を捧げようと思います。  友人の死に潜む真実に迫る医学生「レオ」と  仲間たちの運命を描いた本作は  アルバトロスが誇る外国映画シリーズの一つ  「検屍官シリーズ」の誕生を告げた  ドイツ製サスペンス映画であります。  青春ドラマ、刑事ドラマ、医療ドラマの特性を網羅しつつ  暇つぶし&見世物規模を守り続けるストーリー&演出は  私に「TVドラマ文化」を軽量映画的に表現する技法と    犯罪捜査を多角的に描写する手法の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (アクション映画的派手さよりも遵法精神を重視した  決着の付け方となっている点も見逃せません。)  まさに「優等生系猟奇サスペンス」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  探偵小説風味と刑事映画風味  ヨーロッパ映画的渋味とアルバトロス的ビジネス精神が  絡み合いながら軽やかに進む本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。