映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・セル2」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はティム・イアコファーノ監督の「ザ・セル2」に  感謝を捧げようと思います。
ザ・セル2 特別版 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2009-04-08

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 2000年の映画「ザ・セル」の流れを汲む本作は  映像文化交流的魅力を持った続編映画であります。  前作の「殺人犯の心中を映像化する」という  アイデアを継承しつつ  TVドラマ的男女コンビ、特殊能力捜査官  猟奇殺人犯を挿入するという試みは  私に「1990~2000年代米ドラマ史」  「SF技法とサスペンス技法の融合」・「軽量級映画的ハッタリ」の一端を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ドキュメンタリー的風景映像から  アクション・シーンの舞台裏へ向かう」という  奇策に彩られたエンドロールも見逃せません。)   まさに「TVドラマ風味入りザ・セル」と呼びたくなる  珍作であると言えるでしょう。  「ザ・セル」の作品世界から美術館的要素をそぎ落とし  軽量級アクション、「Xファイル」的男女コンビ&SF要素  「クリミナル・マインド」的異常心理犯描写を  加えることによって生を受けた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。