映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・セル2」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はティム・イアコファーノ監督の「ザ・セル2」に
感謝を捧げようと思います。
2000年の映画「ザ・セル」の流れを汲む本作は
映像文化交流的魅力を持った続編映画であります。
前作の「殺人犯の心中を映像化する」という
アイデアを継承しつつ
TVドラマ的男女コンビ、特殊能力捜査官
猟奇殺人犯を挿入するという試みは
私に「1990~2000年代米ドラマ史」
「SF技法とサスペンス技法の融合」・「軽量級映画的ハッタリ」の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ドキュメンタリー的風景映像から
アクション・シーンの舞台裏へ向かう」という
奇策に彩られたエンドロールも見逃せません。)
まさに「TVドラマ風味入りザ・セル」と呼びたくなる
珍作であると言えるでしょう。
「ザ・セル」の作品世界から美術館的要素をそぎ落とし
軽量級アクション、「Xファイル」的男女コンビ&SF要素
「クリミナル・マインド」的異常心理犯描写を
加えることによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。