映画に感謝を捧ぐ! 「ロスト・フューチャー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はミカエル・サロモン監督の「ロスト・フューチャー」に  感謝を捧げようと思います。  文明が崩壊し、モンスター&病魔に蹂躙された世界で暮らす  人々の運命を描いた本作は  男児性と商業性が絡み合うSF映画であります。  中世ファンタジーと感染系+未来形+モンスター系SFを融合させ  TVゲーム+漫画文化と2000年代米ドラマ風味を加える事によって生を受けた  ストーリー&映像が見せ場主義的に進行する光景は  私に「男児系伝統文化」と「2010年代映像技法」の共同戦線と  文明社会と原始社会の秘めたる近似性をSF的に表現する手法の  一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (軽量級SF的合理主義と西部劇&史劇の香りが結びついた  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「男児系コミック・ファンタジーSF」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  ファンタジー映画、感染系モンスター映画、冒険映画の歴史と  CGテクノロジーの大衆化を体現する本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。