映画に感謝を捧ぐ! 「チャイルド・プレイ2」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョン・ラフィル監督の「チャイルド・プレイ2」に  感謝を捧げようと思います。  1988年の映画「チャイルド・プレイ」をもとにして作られた  人気シリーズの2作目となる本作は  「チャイルド・プレイ」をシリーズ化の領域へと導いた  続編映画であります。  モンスター人形「チャッキー」に関する謎解き&状況設明から解放され  闘いに重点を置くことを可能にした  ストーリー&演出が軽やかに進行する光景は  私に「アクション・ヒーローとホラー・モンスターの近似性」  「1980年代流アクション・シーンの味わい」  「日常に潜む危険要素」・「シリーズ化の法則」を  ホラー映画的に表現する手法の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (和やかに別れを告げつつも「第3章」の気配を  感じさせる幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに、前作に宿る「宗教風味」と訣別し  「活劇&サスペンスプレイ映画」へ向かって舵を切った  転換点的作品であると言えるでしょう。  残酷な悪漢でありながらも「ある種のヒーロー性」を感じさせる  チャッキーの奮闘ぶりと  アクション&サスペンス映画的アイデアの数々によって  ホラー映画界に「新たなる神話」をもたらした本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。