映画に感謝を捧ぐ! 「17歳(1996年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はフェルナンデス・アルメロ監督の「17歳(1996年版)」に  感謝を捧げようと思います。
17歳 [DVD]
タキ・コーポレーション
2004-02-06

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 女性3人の奇妙な1日を描いた本作は  堅実にして陽気な道中劇であります。  「1日」という時間的制約と  極限まで抑制された人員&空間の中で  ユーモア、スリル、人情が絡み合うストーリー&演出は  私に「スケール感の適性範囲」を心得た物語&映像と  ロマンスに依存しない女性関係の醍醐味を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (安易なハッピー・エンドに溺れず  情味、希望、不安の入り交じった  渋味の利いた幕切れへと着地している点も見逃せません。)  まさに「日常系女流道中劇」の一翼を担う  軽量作であると言えるでしょう。  MTV的軽さとヨーロッパ映画的渋味  効率主義的作劇法と人情味がバランス良く配合された本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。