映画に感謝を捧ぐ! 「アース」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。    今回はアラステア・フォーザキル&マーク・リンフィールド監督の    「アース」に感謝を捧げようと思います。  地球の生態系に関する一部を記録した本作は  「ディープ・ブルー(2003年版)」で深海に挑んだ人々が  更なる高みを目指すことによって生を受けた記録映像であります。  史劇的スケール感、冒険活劇的アクション  日常劇的的人情味&ユーモア、サスペンス的頭脳戦を兼ね備えた  自然の営み&動物たちの生き様を  人間社会への警鐘を交えつつ  クール且つドラマティックに表現していく映像&語り口は  私に「地球」の持つドラマ性、スケール感、活劇性の一端と  クールさと人情味、自然美と特殊効果の平和的共存の  一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (「ホッキョクグマ」の末路を通じて地球の危機を示すという奇策と  未来への不安&人類への希望が静かに絡み合う  幕切れを生み出している点も見逃せません。)  まさに「自然派世界旅行」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。  ドキュメンタリー技法、教材的メッセージ性、娯楽映画的盛り上げ法  映像テクノロジーの限りを尽くして「地球」の現実に迫る本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。