映画に感謝を捧ぐ! 「マローダーズ 襲撃者」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はスティーヴン・C・ミラー監督の  「マローダーズ 襲撃者」に感謝を捧げようと思います。  謎の銀行強盗団を追うFBI捜査官の運命を描いた本作は  派手さと陰鬱さが共存するアクション映画であります。  豪快且つ技巧的なアクション・シーンと  渋味の利いたストーリー&キャスティングが一体となる光景は  私に「冷熱合わせ持つアクション映画」の醍醐味と    娯楽映画的ご都合主義の香りを緩和する技法の一形態を    目の当たりにする機会をもたらしました。  (勧善懲悪的決着と「法治主義の敗北」が並び立つ  格好良くも苦い幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに娯楽的暴力とクールさが絡み合う  「刑事ドラマ系アクション映画」であると言えるでしょう。  S・C・ミラー監督&B・ウィリスの名コンビによる  2作目の映画となる本作と   生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。