映画に感謝を捧ぐ! 「トランスポーター2」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はルイ・レテリエ監督の「トランスポーター2」に
感謝を捧げようと思います。
2002年の映画「トランスポーター」をもとにして作られた
人気シリーズの2作目となる本作は
L・ベッソン的世界認識&商業的サービス精神が
前作以上に加速するアクション映画であります。
「トランスポーター」路線特有の乗り物アクションと
アメリカ映画的破壊力&アジア映画的肉弾+小道具主義が
暴走することによって「少年向けアニメ」の領域に達したアクション・シーン
アクション映画的見せ場主義と誘拐&ウィルス・テロを
論理性&科学の枠に捕らわれることなくつなぎ合わせたストーリー
主演男優J・ステイサムの武術+乗り物操縦術と
過剰なまでにクールな「禿鷹的風貌&肉体」が一体となる光景は
私に「趣味とビジネスの調和」・「アクション映画的国際交流」
「鑑賞者の思考力を吹き飛ばすほどの勢いを持ったストーリー展開」
「アクション映画における女性&子供の効能」
「予算&テクノロジーとアイデアが調和したアクション・シーン」の醍醐味を
満喫する機会をもたらしました。
(「アクション映画的決着以外は気にしない」主義に基づくハッピー・エンドと
娯楽系映画会社ならではの貪欲さが心地良い後日談も見逃せません。)
まさに「乗り物&肉弾戦ショー型コミック・アクション」の雄と
呼ぶにふさわしい豪快作であると言えるでしょう。
教科書的正義を振りかざさず
重火器よりも肉体&乗り物を重んじるヒーロー
世俗的欲望と動物的本能の赴くままに突き進む悪漢
L・ベッソン関連作特有の「奇妙な外国愛、女性&戦闘場面へのこだわり」が
アクション映画の域を超え「笑い話」に変異するほどの勢いで駆け抜ける本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。