映画に感謝を捧ぐ! 「フィースト2 ー怪物復活ー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ギャラガー監督の「フィースト2 ー怪物復活ー」に
感謝を捧げようと思います。
2005年の映画「フィースト」をもとにして作られた
人気シリーズの2作目となる本作は
残酷な暴力&笑いに特化した続編映画であります。
「フィースト」の物語&モンスター造形を継承しつつ
極道映画&劇画的キャラクター造形
ブラック・ユーモア的な残酷描写&下品さを加速させつつ
冒険路線へ進行していくという試みは
私に、登場人物の持つ「濃厚さ」が
モンスターの存在力を抑圧する現象と
西部劇とモンスター映画による「共同戦線」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(主人公一行の末路よりも「ゾンビ級の生命力を放つヒロイン」に
興味をそそられる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに、壮絶なるバイオレンス・ユーモアに彩られた
「フィースト第2章」であると言えるでしょう。
大いなる小規模映画会社気質&アトラクション・モンスター魂によって
「フィースト」の神話化に向かって突き進む本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。