映画に感謝を捧ぐ! 「モーテル2」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエリック・ブロス監督の「モーテル2」に
感謝を捧げようと思います。
2007年の映画「モーテル」の前日譚となる本作は
「陰性の教材性」に彩られた続編映画であります。
「実録ポルノ系モーテル」が「実録殺人系モーテル」へと
変異していく過程を
陰鬱且つ小市民的に描いていくストーリー&演出は
私に「殺人と性の関係」・「映像作品作りの舞台裏」
「暴力が人心に与える影響」・「記録映像的作劇法」の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ホラー映画的苦味と「ハッピー・エンド&シリーズ化願望」に対する
皮肉を兼ね備えた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「悪系サクセス・ストーリー」の一翼を担う
珍作であると言えるでしょう。
「軽量映画的続編戦術」に即しつつ
時間&キャラクター造形的捻りを加えることによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。