映画に感謝を捧ぐ! 「バンド・フロム 秘蔵!世界禁断映像」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回は「バンド・フロム 秘蔵!世界禁断映像」に  感謝を捧げようと思います。  世界各地の事件、事故、性行為を記録した本作は  歴史教材性と見世物性がせめぎ合う記録映像であります。  人類史の「悪魔的側面」、警察官の宿命、多彩な性行為  命がけで「エンターテインメント」に挑む人々の勇姿が一堂に会し  クール且つ技巧的な映像技によって写し出されていく光景は  私に「社会の暗部」に向き合おうとする思いと  「他者の不幸に注目してしまう」本能が混ざり合う現象と  人生のアクション、サスペンス、ポルノ性の一端に    触れる機会をもたらしました。  (悲劇の連鎖に踏み込みながらも  「幕切れ」は明るくあろうとする精神に彩られた  作品であるという点も見逃せません。)  まさに「世界一周過激映像の旅」と呼びたくなる  一作であると言えるでしょう。  世界各地を回り、ドキュメンタリー的映像技を駆使して  人間社会の病理や希望に迫る本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。