映画に感謝を捧ぐ! 「ディープ・ブルー2」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はダリン・スコット監督の「ディープ・ブルー2」に  感謝を捧げようと思います。  「ディープ・ブルー(1999年版)」の流れを汲む本作は  様々なSF&海難要素が入り交じった  続編系サメ映画であります。  「ディープ・ブルー(1999年版)」の設定を継承しつつ  ピラニア要素、「ターミネータ」マニア魂  「マトリックス」系表現法を融合させるという大いなる実験は  私に「サメ&海難映画の法則」と「SF映画愛」の共同戦線と  残酷な状況が「笑い所」に転じてしまう怪現象の  一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (「爆発系ハッピー・エンド」の濫用を皮肉るかのような  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「ピラニア戦術入りディープ・ブルー」の称号にふさわしい  大珍作であると言えるでしょう。  「ディープ・ブルー(1999年版)」と  「アサイラム・サメ路線」が映画史に与えた影響と  惨劇と滑稽劇、正義漢&想像力と狂気の「秘めたる近似性」を体現しつつ    「ディープ・ブルー」シリーズの形成に挑む本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。