映画に感謝を捧ぐ! 「激突!電撃戦車戦Ⅲ 極寒のスターリングラード」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回は「激突!電撃戦車戦Ⅲ 極寒のスターリングラード」に  感謝を捧げようと思います。 <  第2次大戦に関する記録映像シリーズ「激突!電撃戦車戦」の  3作目となる本作は  第2次大戦の転換期にマニア的且つクールな目線で迫る  記録映像であります。  シリーズの特性「戦車マニア気質」を最大限に発揮しつつ  ソビエト(現在のロシア)が持つ地形効果&防御力  軍事テクノロジーの法則  過度の戦線拡大がもたらした悲劇を写し出していく光景は  私に「戦車マニア的スケール感」の拡大化と  「善悪の二元論」に囚われない戦争ドキュメンタリーの一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (連合軍礼賛を前面に出しつつも  謙虚な幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「軍事テクノロジー戦術論」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  過酷な状況を戦い抜く軍人&戦車の苦闘を  マニア魂を最大限に発揮して描いていく営みの  転換期を感じさせる本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。