映画に感謝を捧ぐ! 「プレデターvsネイビーシールズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジャレッド・コーン監督の「プレデターvsネイビーシールズ」に  感謝を捧げようと思います。  謎の墜落機に迫るアメリカ海軍特殊部隊の  運命を描いた本作は  便乗商品映画界の雄「アサイラム」の柔軟性と  剛胆さを体現したSF映画であります。  2010年代のアメリカ映画界における  「プレデター系&ネイビーシールズ系の台頭」を  有効活用したストーリーと  模倣色&節約色満載のCG映像が一体となる光景は  私に「時代の潮流に乗っていく」映画の醍醐味  「戦争ごっこと冒険ごっこの秘めたる共通項」  「娯楽映画的リサイクル精神」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (SF映画的ご都合主義によって  「戦争」への皮肉と許しの大切さを語る  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに2010年代映画文化の一端を象徴する  「対決映画」であると言えるでしょう。  アサイラムの模倣術&躍動感、アルバトロスの情報戦術性&邦題術  1987年の映画「プレデター」の魅力を  余すところなく発揮した本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。