映画に感謝を捧ぐ! 「オートマニア2000」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ハラス監督の「オートマニア2000」に
感謝を捧げようと思います。
自動車テクノロジーの発展がもたらす未来についての
一考察を描いた本作は
想像力と苦味に彩られたアニメーション映画であります。
人間の持つ欲求&テクノロジー信仰に潜む
「危険要素」に迫るストーリーと
童話&コメディ感満載の映像が一体となることによって生じる科学反応は
私に「メッセージ性と娯楽性の共同戦線」・「SFと社会の関係」
「滑稽さと残酷さの表裏一体性」の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(悲劇的結末を「ハッピー・エンド風」に解説することによって
作品のメッセージ性をより鮮明化している点も見逃せません。)
まさに「非殺傷系SF」界の軽量なる強豪作であると言えるでしょう。
軽快&ユーモラスなアニメーション映像に宿る
「重厚&壮大なる内面」に圧倒される本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。