映画に感謝を捧ぐ! 「アイ・オブ・ザ・デッド」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はベン・サミュエルズ監督・出演の「アイ・オブ・ザ・デッド」に
感謝を捧げようと思います。
農場で発生したゾンビ騒動に立ち向かう
人々の運命を描いた本作は
スケール感抑制の極限に挑むゾンビ映画であります。
「主人公目線の世界」に徹し続けるストーリー&映像と
ゾンビ映画の定番に忠実な残酷描写が
融合する事によって生じる科学反応は
私に「主人公が抱える恐怖&苦痛」を鑑賞者に共有させる技法と
ゾンビ映画における「情報管制」の重要性を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(新たなる「ゾンビ」を通じて人間の暗部を写し出す幕切れと
なっている点も見逃せません。)
まさに「ホームビデオ系ゾンビ映画」史上屈指の
挑戦作であると言えるでしょう。
ゾンビ映画と疑似実録映画の手法を組み合わせ
「ゾンビ化していく」人間の視線&精神に向き合う事によって生を受けた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。