映画に感謝を捧ぐ! 「レッド・ハンター」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はピーター・ハウイット監督の「レッド・ハンター」に  感謝を捧げようと思います。  崩壊した未来世界で賞金稼ぎとなった女性「ゲイジ」の  運命を描いた本作は    娯楽文化史の垣根を超越するほどの  男児風味を持ったSF映画であります。  イタリア西部劇とSFの持ち味を合体させ  コミック感覚で加工した  ストーリー、風景、キャラクター、アクションが  趣味的且つ勢い任せに進行する光景は  私に「西部劇文化の継承法」・「漫画的未来認識」  「男性向け娯楽映画の法則」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (絶望的な世界を陽気に渡り歩く姿に  心打たれる幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「西部劇型未来系SF」の一翼を担う  豪快作であると言えるでしょう。  西部劇とSFを結ぶ「見えない絆」と  漫画的感覚の実写映像的表現法を体現する本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。