映画に感謝を捧ぐ! 「エイリアン vs アバター」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はルイス・ショーンバーン監督の「エイリアン vs アバター」に  感謝を捧げようと思います。  地球外生命体の抗争に巻き込まれた地球人たちの  運命を描いた本作は  SF映画史上屈指の「混ぜ合わせ感」に溢れた大珍作であります。  「エイリアン」・「アバター」に便乗しつつ    「プレデター+山系ホラー+ロボット系SF」へと向かっていく  ストーリー&演出、キャラクター造形は  私に、知名度のあるSF映画と1980年代ホラー風味を  融合させることによって生じる科学反応と  大作&話題作の小規模映画業界的活用法の  一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (モンスター映画的ハッピー・エンドの後に  「クリッター調」へと転じる幕切れとなっている点も  見逃せません。)  まさに「マニア系モンスター映画」の歴史に輝く  豪快&笑撃作であると言えるでしょう。  映画業界の潮流を嗅ぎとり、有効活用する知略  節約+省力化の極限に挑むダイエット&倹約精神  軽量級SF&ホラーにありがちな状況を的確に押さえ  コンパクトにまとめ上げる編集術  安物感満載の内容を大作的装飾によって補う  ハッタリ精神に彩られた本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。