映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・チャレンジ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はクレイグ・シャピロ監督の「ザ・チャレンジ」に  感謝を捧げようと思います。  奨学金のためにTVショー「ザ・チャレンジ」に挑む  男女8人の運命を描いた本作は  ユーモアと教材性が交錯する青春映画であります。  アイドル映画、青春映画、冒険活劇  バラエティ番組の手法を使い分けながら  TVショーの舞台裏に迫るという試みは  私に娯楽映画と教材映画を結ぶ「絆」と  TV技法と映画技法の共同戦線の一形態を    目の当たりにする機会をもたらしました。  (単なるハッピー・エンドの枠を超え  主演女優コンビの歴史と新たなる旅立ちを感じさせる  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「喜劇系TV論」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。  米ドラマ「フルハウス」で名を成したM・K&A・オルセンの集大成であると同時に  転換期を告げる作品となった本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。