映画に感謝を捧ぐ! 「シックスヘッド・ジョーズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はマーク・アトキンス監督の「シックスヘッド・ジョーズ」に  感謝を捧げようと思います。  2012年の映画「ダブルヘッド・ジョーズ」をもとにして作られた  人気シリーズの4作目となる本作は  「アサイラム・サメ路線」屈指の怪物的笑撃性を  感じさせるサメ映画であります。  頭数の増量、再生能力の成長、攻撃&移動手段の多様化によって  怪獣化したサメとの闘いを  災害映画的人間模様、TVゲーム的且つユーモラスなCG  ブラック・コメディ系残酷描写の限りを尽くして描いていくという試みは  私に「ヘッド・ジョーズ」シリーズの持つ発想力&成長力と  映画界におけるサメ&科学信仰の凄まじさを  目の当たりにする機会をもたらしました。  (「先のことは気にせず、今の勝利を満喫する」精神によって  ある種の哀愁を秘めたハッピー・エンドとなっている点も見逃せません。)  まさに「水陸両用&飛び道具つき六つ首サメ」との死闘を  豪快且つ堅実に描いた作品であると言えるでしょう。  便乗商品映画の雄「アサイラム」のサメに対する愛情と  量産型映画戦術&ハッタリ精神の粋を結集して    サメの首数を増やしていく姿に圧倒される本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。