映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・メガロドン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェームズ・トーマス監督の「ザ・メガロドン」に
感謝を捧げようと思います。
伝説の巨大サメ「メガロドン」に立ち向かう
軍人たちの運命を描いた本作は
「アサイラム・サメ路線」史上屈指の挑戦作であります。
アサイラム流サメ映画の定番に即して進行しつつ
サメとの闘いと人間同士の闘いを両立させようという試みは
私に「サメ映画と戦争映画」・「1980年代感覚と2010年代感覚」
「モンスターと活劇」を並び立たせようと奮闘する人々の勇姿を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(壮絶でありながらも緩やかな雰囲気を感じさせる幕切れが
大作映画特有の「感動誘発過多」に対する
無意識の皮肉となっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級軍事系サメ映画」の歴史に輝く
大珍作であると言えるでしょう。
アサイラムが誇る便乗商品精神&サメ愛と
「クリムゾン・タイド」・「レッド・オクトーバーを追え!」を
豪快につなぎ合わせることによって生を受けた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。